小町観音概要: 案内板によると、小町観音は小野川の奥地の山間に安置されていましたが、訪れる人も少なくなったので近年になって温泉地へ移ってきたそうです。小野小町と観音様の縁はよく分かりませんでしたが扇屋旅館の建物の一角に御堂を組み込む形で小町観音は祀られています。案内板には平成14年(2002)6月に建立とあります。因みに扇屋旅館は小野川温泉の中でも老舗温泉旅館として知られ文化12年(1815)の絵図にもしっかりとその名が描かれています。米沢藩の藩主上杉家や浜田広介、司馬遼太郎、藤沢周平といった文人墨客なども宿泊として利用し、現在も明治34年(1901)の大火直後に建てられたという木造旅館が情緒と歴史を醸し出しています。
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