薬師如来尊堂(瑠璃光薬師如来尊)概要: 小野小町が父親を尋ね、京都から当地にたどり着きましたが、長旅の疲労から病にかかりこれ以上の旅は続けられなくなりました。小町は温泉に浸かり静養したところ、病も癒え美貌を取り戻しました。小町は温泉神に感謝の意を込め薬師如来像を祀ったとされます。当初は泥湯(共同浴場)の傍にありましたが大正2年(1913)に現在地である泥湯背後の高台に遷宮し御堂が造営されています。前立薬師如来尊は、享保15年(1730)の開眼で、特に子供の無病息災に御利益があるとされ、けしを奉納するそうです。御堂は入母屋、鉄板葺、平入、桁行2間、正面1間向拝付、向拝欄間には波と亀、木鼻には獅子と象の彫刻が施されています。別当寺院は真言宗豊山派の寺院である長栄山金乗院で縁日は毎年4月8日と8月8日。
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