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愛宕神社(山辺町)概要: 愛宕神社の創建は大同年間(806〜)に当時の出羽郡司だった小野良実が火産霊命の分霊を勧請したと伝わっています。良実は山辺郷に8つの神社(山辺郷最上八社)を建立したとされ周囲からの信仰も厚かったとされ、江戸時代に入った慶長6年(1601)に山野辺城主となった山野辺義忠の崇敬社となり祭祀料を賜るなど厚く保護されました。当初は愛宕山山頂にありましたが文政年間(1818〜1830年)と嘉永年間(1848〜1854年)の火災や集落から離れている事もあり弘化3年(1846)に深堀村内に遷座し社殿を新築しています(山頂の社殿には例祭である5月3日だけ祭神を遷座させる神事があるそうです)。参道の中腹にある「愛宕山の大杉」は推定樹齢が千年を超えるとされ小野小町が京都に上る時に植えたと伝えられている大木で樹高38m、根元周囲8.4m、幹周6.6m、平成16年(2004)に山辺町指定天然記念物に指定され昭和61年(1986)に山形県の「緑の110景」に選定されています。小野小町は愛宕神社だけでなく深堀村(愛宕神社)、山野辺村(諏訪神社)、杉下村(八幡神社)にそれぞれ杉を植え前途を占ったとされます。祭神:火産霊命。
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愛宕神社 |
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[ 付近地図: 山形県山辺町 ]・[ 山辺町フィールドワーク ] |
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